体育館スポーツフロアの維持管理の手順 | 体育館の床工事・修繕・未然の事故対策などはミライ産業へ

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2019.09.16

体育館スポーツフロアの維持管理の手順

維持管理の手順(日常的な維持管理から補修・改修まで)は図のように示すことができます。

 

(1)日常的な維持管理

スポーツフロアの寿命は、体育館の使い方や手入れの仕方によって大きく影響しますので、日常的な維持管理が大切です。

日常的に行なう維持管理は「清掃管理」と「保護」であり、施設管理者の指示で利用者や委託業者などが行なうことになります。

 

(2)施設管理者による点検

床の異常は、利用者からの通報などで発見されることもありますが、むしろ施設管理者が点検を行ない、異常を早期に発見し適切な処置を行なうよう心がけて欲しいものです。

点検には日常的に行なう点検と半年から1年ごとに行なう定期点検があります。

施設管理者による点検の目的は異常箇所の早期発見です。特に安全に関わる項目については日常的に点検し、異常を早期に発見し、大事に至る前に補修することが大切です。それ以外の項目についても半年から1年ごとに定期的に点検するようにして下さい。

定期点検は、スポーツフロアの性能や劣化状況を定期的に総合的に点検し、劣化があまり進まないうちに補修するのが目的であり、日常点検では見落としがちな床の弾力性や床下の点検なども忘れずに行って下さい。

 

(3)専門業者による総合診断・提案

総合的な診断を専門業者に依頼するも1つの方法です。床性能の劣化状況を専門業者の目で総合的に評価してもらうと同時に、その原因を探り、補修・改修方法や劣化防止対策などを提案してもらうことができます。

 

(4)専門業者による詳細調査

日常の使用や点検により異常箇所が発見された場合は、専門業者に調査を依頼してください。調査により正確な損傷状況や範囲、損傷の原因、補修・改修方法、再発防止対策などの提案が行われます。異常箇所の調査だけでなく、総合的な診断をこの機会にしてもらうことを推奨します。

 

(5)意思決定と予算処置

調査結果や補修・改修費用の見積に基づき、施設管理者側で補修・改修方法や時期についての意思決定を行ない、予算処置を行ないます。

緊急を要するものについては、応急処置などの実施も必要になります。

 

(6)補修・改修工事

補修・改修工事と同時に再発防止のための処置を行ないます。

体育館スポーツフロアの維持管理の手順