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体育館スポーツフロアの床金具などの保護

体育館アリーナの床面には、バレーボールやバドミントンなどの競技に使用する床金具や壁側床面の換気口などがたくさん埋め込まれているため、これらの点検や維持管理が必要です。

1.床金具の保護
床金具のふたに塗料がくっついていたり、回転ピンの部分が錆びついて動かなくなったりすることがあります。床金具のふたは長く使用しない時でも定期的に開閉して、塗料のくっつきがないようにして下さい。その際、回転部のピンの部分には注油をして下さい。
床下部分に取り付けられている床金具にほこりが溜まり、錆びてしまうことがあります。これも定期的に床金具のふたを開けて床下部分の清掃を行ない、ねじ部への注油でその性能を維持することができます。
床金具にバレーボール用支柱を落としたり、重量物の移動用車輪から局部集中荷重がかかったりしますと、ふたが割れたり曲がったりすることがあります。破損したふたは修理または交換が必要ですが、体育館アリーナ内で重量物を移動する場合は必ず養生用の合板を敷くなどして、フローリングと床金具のふた部分を保護して下さい。

2.換気口・点検口の保護
換気口にほこりが溜まって目詰まりしますと、十分な換気ができなくなります。体育館アリーナの清掃時に換気口のほこりも取り除いて下さい。また、開閉式の換気口は必ず開いた状態にして床下の換気を行なって下さい。
点検口の目地部分にほこりが詰まりますと、開閉ができなくなったり段差が生じたりすることがあります。定期的に清掃してほこりを取り除いて下さい。