サイトロゴ

複合フローリングと針葉樹床【関連知識】

【複合フローリング】
複合フローリングとは、合板などの台板の上に薄い単板(スポーツフロアの場合3mm以上)を貼った製品です。
複合フローリングはムク材によるフローリングと比較して、以下のような特長を持っており、体育施設の床材としての使用が増えてきていますが、その特長を十分理解して維持管理を行なう必要があります。

[特長]
・資源問題に対応できる製品である。
・台板が合板などのため、品質が安定しており狂いが少ない。良質のムク材が入手しにくくなって来ている昨今、このメリットは今後一層高まるものと思われる。
・表面の単板が3mmの場合、リフォーム時のサンダー掛けは2回程度行なうことができるが、長期的に床性能を維持するため、塗膜が傷む前に2~3年ごとに適切な塗料で塗り重ねを行なうのが望ましい。

【道場床/針葉樹床の維持管理】
武道場の床には、桧・杉・松などの針葉樹が無塗装仕上げで使われることがあります。
素足で行なうこれらの競技には、針葉樹特有の軟らかい肌ざわり・温かさ・すべりなどが適しているため好まれますが、一方でよりきめ細かなメンテナンスを行わないと良好な状態を維持することが困難になります。
従って、採用に際しては十分な検討が必要です。