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屋内運動場等の天井等総点検用マニュアル
【第1節 天井の耐震点検と対策の実施 ステップ1-2】

ステップ1-2  吊り天井の有無の確認

〈確認内容〉
「吊り天井」の有無を室内からの目視によって確認する(表1-2)。

〈確認結果〉
「吊り天井なし」の場合:本書による天井の耐震点検から、耐震化ガイドブックに沿った耐震点検に切り替え、「木毛セメント板等にずれ、ひび割れ、漏水跡は見当たらないか」を点検する(写真1.2.7 参照)。
ただし、「第2節 照明器具・バスケットゴール等の取付部分の耐震点検と対策の実施」及び「第3節 関連する構造体の耐震点検と対策の実施」については、吊り天井の有無にかかわらず実施する。
「吊り天井あり」の場合:ステップ1-3以降を実施する。

〈解説〉
・屋内運動場などは「吊り天井なし」の場合が多い。この場合は屋根を支える鉄骨梁やトラス、さらに屋根葺き材の下地(野地板)が見える。鉄骨屋根の野地板には専ら木毛セメント板が使われる。
・まれに鉄骨梁やトラスが見えるのに木毛セメント板が見えないこともある。折板葺き屋
根では折板の裏面が見えることもある。