サイトロゴ

体育館スポーツフロアの特別清掃

体育館専用モップの押し拭きによる日常清掃を行なっても、それでは取り切れないほこり、シューズなどによるラバーマーク、ラインテープののり跡などが蓄積してきます。
そこで定期的に入念な特別清掃を行なう必要があります。また特に激しいスポーツを行なった後には、汗その他による汚れが残り、集会や催し物に使用したシートの汚れが残ることもあります。
このような場合にも特別清掃が必要です。
床の利用度にもよりますが、通常3~4ヶ月に1度、定期的な特別清掃を必要とします。
特別清掃は、溶剤タイプのクリーナー(ラバークリーナーなど)を使用して床面の汚れをきれいに取り去ります。

汚れの分類
汚れは気づいたらすぐに取り除くことが大切です。汚れは時間が経つと酸化・重合などの化学反応が進み取りにくくなります。また、汚れはできるだけ広げずに処理し、塗膜・床材を傷めない洗剤・溶剤を選ぶことが必要です。
汚れは以下のように分類されます。
1.水溶性の汚れ
ジュース・味噌汁などの糖分・塩分、汗や血液など
2.油溶性の汚れ
動植物の油・脂肪・鉱物油など
3.不溶性の汚れ
土砂・ほこりなど。

シンナーなどの取り扱い
塗膜には溶剤やアルカリに弱いものがあり、溶剤を含んだ強い洗剤を使用しますと塗膜を傷めることがありますので、十分注意して下さい。
スポーツフロアに使用されることの多いポリウレタン樹脂塗料は比較的溶剤に強いのですが、ラッカーシンナーなど溶解性の強い溶剤は塗膜を傷めますので使用してはいけません。
塗膜の種類がわからない時は、差し障りのないところで試してみるのがよいでしょう。

取りにくい汚れ
塗膜に吸着・浸透してしまった汚れは取りにくくなります。
例えば、保護シート、机や椅子脚部のゴム、濡れた新聞紙などからの転色による汚れです。これらの除去は困難ですから、転色する物質を含まない部品を使用するよう注意して下さい。
また、通常の汚れでも、塗膜が摩耗したりフローリングが割れたりしていますと、汚れが木部の隙間に浸透して取れなくなります。
汚れが部分的でしたらサンドペーパーで削り取り、水溶性ポリウレタン樹脂塗料で補修する方法があります。