サイトロゴ

体育館スポーツフロアの仕上剤を傷める要因

木製スポーツフロアの仕上材は、フローリングと表面の塗装で構成されています。
木製床はスポーツフロアの仕上材として優れた清野を持っていますが、一方で軟らかく傷つきやすいので、仕上材の性能を維持し続けるためには、性能を損なう原因を日常的に継続して取り除くことが必要です。
仕上材の性能を劣化させる主な要因として、以下の4つを挙げることができます。
・水分と湿気
・土砂、ほこり
・ワックス
・尖った硬い物
スポーツフロアの仕上材の保護とは、これらの劣化要因を除去することです。
以下、個語の要因について説明します。(ワックスについては別項を)

・水分と湿気
木製ゆかにとって水分は大敵です。水分は木を伸縮させ、反り・あばれを発生させ、カビや腐朽の原因になります。また、床の表面が濡れますとすべりやすくなり大変危険です。
通常の塗装された木製床は、施工後一定の期間が過ぎますと含水率が安定します。従って、特に水分を与える必要はありません。むしろ木製床は水拭きを避けると同時に、外部からの雨水の侵入などを防ぐことが大切です。
また、結露も床の表面を濡らしすべりやすくしますので、発生を防止することが必要です。

・土砂、ほこり
土砂は塗装膜を傷つけ摩耗させます。また床をすべりやすくします。そして室内に土砂を残したままにしておきますと、靴で土砂を動かすたびに床を傷つけることになります。
従って、床の保護のためには土砂の侵入を防ぐと同時に、侵入した土砂はできるだけ速やかに取り去ることが大切です。

・尖った硬い物
木は比較的軟らかく、傘の先や金属製の椅子などの硬いものに触れると傷がつきやすいので、注意が必要です。
これらのものはできるだけ持ち込まないように管理するとともに、持ち込んだ場合はその取り扱いに注意する必要があります。