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ハンドボール競技活動のためのガイドライン
(日本ハンドボール協会)4

4.大会開催についてのガイドライン《大会・イベント実施の基本的な考え》

(1)主催者の義務

・大会実施の基準
当面の間、チームがゲームのできる状態になってから、早くても3週間後から大会できるように想定します。
a.まずは50名以上が集まる利用でないこと。2チームの対抗戦、地区大会から県大会、そしてブロックなど徐々に広範囲で実施
b.県外からの参加者がいないこと。※県をまたいでの移動が常態化されるまでとする。
c.宿泊を伴わないこと。
d.当面の間は観客席は無観客とすること。(ただし、送り迎えの保護者、チーム関係者は、広いスペースと人と人との距離が2m以上の間隔が取れる場所が確保していれば、観戦可とする)
※徐々に大会の規模が大きくなった際でも、以下気を付けること。
e.1週間以上の宿泊を伴う長期の大会は行わないこと。
f.2チーム以上が同じ宿泊場所にならないよう手配を行うこと。
g.同時に多くのチームが試合会場に衆参しないように、試合時間を管理すること。また、チームにも当該試合に必要な時間帯以外に会場に滞在しないように努めること。

・当日の参加受付時の留意事項
イベントの主催者は、イベント当日の受付時に参加者が密になることへの防止や、安全にイベントを開催・実施するため、以下に配慮して受付事務を行うこと。
a.受付窓口には、手指消毒剤を設置すること。
b.発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある人は入場しないように呼び掛けること(状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限することも考えられる)。
c.人と人が対面する場所は、アクリル板、透明ビニールカーテンなどで遮蔽すること。
d.参加者が距離をおいて並べるように目印の設置等を行うこと。
e.受付を行うスタッフには、マスクを着用させること。
f.当日の受付のほか、イベント前日の受付を行い混雑を極力避けること。
g.イベント当日に、参加者から以下の事項を記載した書面の提出を求める「氏名、年齢、住所、連絡先(電話番号)」※個人情報の取扱いに十分注意すること。

・大会実施の留意事項
a.プレー中以外はマスクの着用を徹底させること。
b.換気の悪い密閉空間にしないこと(密閉対策として定期的な換気を実施すること)。
c.人が密集する状況をつくらないこと(サイン会時、ファンとの接触など密集対策として、人との間隔をできるだけ2m(最低1m)空けること)。
d.近距離での会話や発声が行われる状況をつくらせないこと(密接対策として、可能な限り真正面での会話及び大声を出しての指導等は避けること)。
e.受付、会場内でのアルコール消毒液の準備。
f.マスク着用の徹底と予備マスクの準備。
g.共有物の適正な管理及び消毒の徹底。
h.更衣室の利用方法の徹底(三密にならない対策として、着替えなど利用は15分以内、ミーティングのための広い場所の確保、利用前後の消毒)。
i.観戦可となった場合には、観客席は概ね定員の4分の1(座席は隣合わせも、前後も1席以上開けること)から許可すること。将来的には、1000人もしくは2分の1までから上限なしの2分の1までを段階的に増やすが、体育館、保健所など防止対策と医療体制が整っていることが条件となる。
j.入場時の導線の確保、チケット購入、入場時のソーシャルディスタンスの確保。
k.ドリンクの提供は行わず、各自で持参し、ゴミなどの処理も各チームが行うこと。
l.参加の競技役員、補助役員の健康状態を把握すること。また、参加者の連絡先も確認しておくこと。
m.ゴミの廃棄 鼻水、唾液などが付いたごみ及び両面テープなどは、ビニール袋に入れ て密閉して縛り、ゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用することが求められる。また、マスクや 手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗い、手指消毒すること。

※その他の留意事項
主催者は、万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、イベント当日に参加者より提出を求めた書面については、少なくとも1月以上保存しておくこと。また、大会終了後に、参加者から新型コロナウイルス感染症を発症したとの報告があった場合や地域の生活圏において感染拡大の可能性が報告された場合の対応方針について、開催自治体の衛生局とあらかじめ検討しておくこと。この場合の参加者とは、観客・選手、チーム、審判、運営スタッフを含む。

(2)参加者(選手、役員、審判員、運営スタッフ、観客など)の義務

a.以下の事項に該当する場合は、自主的に参加を見合わせること(イベント当日に書面で確認を行う)。
・体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
・過去 14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等の渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合
b.マスクを持参すること(参加受付時や着替え時等のスポーツを行っていない際や会話をする際にはマスクを着用すること)。
c.こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒を実施すること。
d.他の参加者、主催者スタッフ等との距離(できるだけ2m以上、最低1m)を確保すること。(障がい者の誘導や介助を行う場合を除く。)
e.試合中に大きな声で会話、応援等をしないこと。
f.感染防止のために主催者が決めたその他の措置の遵守、主催者の指示に従うこと。
g.イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無等について報告すること。
h.クイーズボトルは個人で準備。回し飲み厳禁。
i.タオルも使い回しは厳禁。衣服も同様。
j.ミーティングなどは3密に注意。
k.レフェリーについては以下の注意をすること。
・控え室は密を避けるため、当該試合と次の試合の2ペアのみが使用し、他のレフェリーは競技会場内での指定された席で待機する。
・選手、チーム役員・競技役員との握手やハイタッチ等は行わない。エアタッチや会釈で済ませる。
・通信機器等を使い回すときは、必ずウイルス除去機能のあるウェットタオル等を使用する。
l. テーブル役員については以下の注意をすること。
・必要最小限の人員で対応。(TD2、SK、TKの4名)
・握手等はレフェリーと同様行わない。
・筆記用具等は、個人のものを持参する。テクニカルオフィシャルはストップウォッチ、ホイッスルも持参したものを使用。テーブルの笛は、電子ホイッスル、ホーンが望ましい。
・テーブルに置く機材(筆記用具なども含む)は試合ごとに消毒すること。

 

以上、日本ハンドボール協会がまとめたガイドラインを抜粋いたしました。
備品の消毒は記載されていますが濃厚に接触する床の消毒が入っていないことが、再び感染拡大の一因になることが懸念されます。
屋内スポーツ施設はスポーツだけの目的ではなく地域の指定避難所に指定されていますので、責任をもって対処していただくことを希望します。