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対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドライン
(全日本剣道連盟)3

5.稽古に当たって
(1)準備体操、素振り等は、原則一列となって同じ方向を向き、向かい合わない。やむなく向かい合う場合又は 2 列以上になる場合はおよそ2 の距離を取る。発声も極力控える。
(2)稽古を行う者は、飛沫の飛散防止等のため、以下の対応を行う。
・稽古を行う者は、装着した者から相手への飛沫の飛散を防止するため、必ずマスク(以下「面マスク」)を着用する。
(面マスクは、呼吸障害を起こさないようにするため、通気性のあるものや、顎の部分を締め付けないもので吐息が下部と側方に逃げるものが望ましい。なお、密閉性の高い医療用マスクは避ける。)
(手拭いに紐をつけ、鼻の部分を覆った上、頭部の後ろで結ぶことも考えられる。この場合、顎の部分は締め付けないようにして、マスク下部や側方の通気性を確保する。)
・稽古を行う者は、主に相手からの飛沫を防止するため、シールドの着用を強く推奨する。特に 60 歳以上の高齢者は、着用すべきである。
(シールドとは、眼、鼻、口の部分を覆う程度の大きさで、ポリカーボネイト積層板等の素材で製作された、面金内側に装着する用具。なお、素材は特に指定しない。)
(シールドは、眼、鼻、口を覆うのであれば、一体型(一枚)でも、複数枚を組み合わせるものであってもよい。)
(また、これらの用具を装着した稽古により熱中症が発症することを防ぐため、稽古時間の短縮、こまめな水分補給、体育館・道場の温度管理に常に留意する。)
(3)密集(「3密」の一つ)を避けるため、以下の事項を遵守する。
・稽古は、密集を避ける観点から適正人数で行う。
・稽古時、元立ち間の間隔は 2 メートル以上とする。この結果、同時に稽古できる人数が、当該道場・体育館等の稽古可能な上限人数とする。
元立ちの立つ位置に、2 メートル毎に目印(テープ)を貼ることも考えられる。
・2部制などにより密集を避ける工夫をする。
・休憩時間中はマスクを着用するとともに、過度な接触を行わせない。
・見学者は、原則、道場、体育館の内部に入れない。
・児童等の保護者は、道場、体育館で十分な広さがない場合、外で待機するようにさせる。
(4)新型コロナウイルスの感染源となりうる口からの飛沫飛散を防止するために次の事項に留意する。
・稽古での発声は、極力抑制する。
・鍔競り合いは避ける。練習中、やむを得ず鍔競り合いとなった場合は、すぐに分かれるか引き技を出し、発声は行わない。
(5)感染のリスクを低めるため、稽古時間は1時間を目安とする。また、30分に1回5分程度、窓の開閉や送風機の使用により、十分な換気を行う。