バスケットボール活動を行うために
「チーム内に感染が疑われる者がいない」、そして「試合を行うための選手のコンディションが整っている」の2つの条件が「最低限揃うこと」が判断の基準になると考えられます。
そして、ガイドラインにあるように、チームが所在する自治体の状況や周知されている指針、活動再開ガイドラインを参考にしながらチーム単位、大会主催単位で判断いただくことになります。
バスケットボール活動の再開について、活動再開ガイドラインでは「ケガの防止」と「感染防止」の二点を考慮する事としています。
ケガの防止策としてトレーニング・練習の強度と量を段階的に高めていくことを推奨しています。この理由として、体力が低下している、運動機会が減っていた状況からの再開においては、段階を経て強度と量を少しずつ増やしていくことが必要なためです。
つまり、段階的なトレーニングを行い、選手そして指導者の立場から、試合を行うためのコンディションが整っているかどうかが、ケガの防止対策の観点から試合を行うべきか否かの判断になります。
感染対策として「少ない人数から徐々に人数を増やしていく」、「対人を避けた状況から対人を含めた練習へ」とすることを推奨しています。
これにより、たとえ感染が起こったとしてもできるだけ最小限の陽性者数にとどめることができます。
一定期間後(2週間程度)、感染を疑う症状がなければその人数を増やしてグループ練習とし、引き続き感染を疑う症状がなければチーム練習としていきます。
このように、まずは自チーム内で感染の疑いがないことを確認するために、然るべきステップを踏んで行く期間が必要です。
その後、自チーム内の選手やスタッフで、感染が疑われる症状が報告されていないことを確認できている場合において、同じく感染対策を行ってきたチーム同士と、対外試合(自チーム以外との試合・練習)を実施することができると考えられます。
現時点では、PCR 検査などを含め、感染しているかどうかを完全に見分ける方法はありませんので、毎日の体調記録を行い、試合を行う日までの一定期間(2週間程度)における感染が疑われる症状の有無を、判断基準にすることになります。
次に、複数のチームが集まって行う大会実施についてです。
上記の2つのチームによる試合と同様に、大会に参加するチームにおいて、大会を開催する日までの一定期間(例:2週間)に感染が疑われる症状がないことが、大会開催の判断基準になると考えられます。
このように試合や大会の開催の判断を行ったとしても、完全に感染のリスクをなくすことはできないのが現状です。
また、しっかり準備を行ってもケガのリスクも完全になくすことはできません。
チーム所在地の感染状況や移動によるリスク等も考慮した上で、「現時点で最善の感染防止とケガの防止対策を行っているか?」という観点から、試合を行うあるいは大会を開催する判断を、チームや大会主催者等の感染対策責任者を中心にして、学校等のチームの所属団体、選手、保護者、そして指導者の皆さんで行ってください。
以上、JBA バスケットボール事業・活動実施ガイドラインから抜粋させていただきました。
備品はもちろん、接触する床や壁等の消毒等、責任を持って対処して頂ける事を希望しております。